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こんにちは、茨城で建設業許可の取得をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。

現在新規取得のお問い合わせが増えていますが、

建設業許可を取って飛躍したい

というケースは少なくて

本来は許可は必要ないが、元請業者が発注の条件として許可取得を求めている

というケースがダントツに多くなっています。

この話は何回かこのブログで書いてきましたが、それでも今までは

「そろそろ建設業許可をとってくれ」
「本社の方がうるさく言ってくるから、許可取得を考えてくれ」
「来年の春から許可がないと発注できなくなることに決まったから、それまでに許可を取得してくれ」

などとある程度猶予期間があるのが普通でした。

ところがついに

許可がないと来月から新規受注ができない

というお問い合わせがきました。

いつかはこんなお客様が現れるだろうと思っていましたが、なぜこの災厄のような事態になってしまったのかは確認していません。

もしかすると、元請業者の方針として突然決定されたのかもしれません。

しかし、そうでない可能性もあると思っています。

それはたとえば元請業者の現場代理人など、下請建設業者を管理する担当がその重要性に気がついていない場合です。

自分が所属する会社が建設業許可を取って何年もたっている場合、許可などあって当たり前で、それを取得するのにどれだけの時間と手間がかかるのか、どれだけの準備をしなければならないのか、自分が業界にいた経験からいってもわかっている現場代理人などほとんどいません。

その場合、会社が組織として下請に通知を出すのならいいのですが、その告知を現場代理人や発注担当に任せている場合「そういえば」と思い出したときに言い出されることもあるのでしょう。

それが早めに思い出してくれるのならいいのですが、そうでない場合今回の事例のようなことになります。

あなたの付き合っている元請業者の代理人は大丈夫でしょうか?