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建設業許可票掲示の必要性

建設業許可票掲示の必要性

建設業の許可を取得した場合、建設業を営む営業所(本社・本店のみでなく支社・支店があればそちらも)および工事現場ごとに「建設業の許可票」と言われる標識を、来客者に見やすい場所に掲示しなければなりません。

この標識自体の材質などは問われていないので、別に手書きでもワープロで作ったものでもいいのですが、営業所に掲示する場合、たいていの事業主様は専門の業者に依頼して立派な許可票(主に金看板)を作っていらっしゃいます。

建設業を営む営業所での建設業許可票掲示

営業所に掲示する建設業許可票のサンプル
内容としては

  1. 商号または名称
  2. 代表者の氏名
  3. 一般建設業又は特定建設業の別
  4. 許可を受けた建設業
  5. 許可番号(大臣許可・知事許可の別も含む)
  6. 許可年月日
  7. この店舗で営業している建設業

工事現場での建設業許可票掲示

工事現場に掲示する建設業許可票のサンプル
内容としては

  1. 商号または名称
  2. 代表者の氏名
  3. 主任技術者の氏名・専任の有無・資格名・資格者証交付番号
  4. 一般建設業又は特定建設業の別
  5. 許可を受けた建設業
  6. 許可番号(大臣許可・知事許可の別も含む)
  7. 許可年月日

事務所代表が考える許可票掲示の重要性

許可を取得された建設業者様は、たいてい当方でお世話した建設業許可票をお渡しすると喜んでいただけるのですが、なかにはこの許可票に全く興味がない経営者もいらっしゃいます。

こういう方は許可票そのものを持っていないか、持っていたとしてもロッカーに放り込んであったりします。

これが法律違反であるという話は抜きにして、建設業許可票を掲示することは顧客および従業員に対して重要な意味があると当事務所では考えています。

初めてあなたの事務所を訪れる顧客、たとえば元請業者、下請業者、自治体の担当者、銀行の融資担当者、あるいは新築・リフォームを依頼しようとする一般の方などは、まずあなたの事務所の様子から、あなたとあなたの事業を評価しようとします。

世の中の多くの方は「建設業を営むためには建設業許可が必要」だと考えています。

そこで他の建設業者の事務所では当たり前に見る建設業許可票が存在しない場合、まずあなたが建設業許可を持っているのか疑います。

また言うまでもなく、建設業に従事している従業員の多くは技術者であり、職人です。

彼らは給料という報酬の他に、自分の技術への誇りや、成果物への評価を報酬としています。

こういう従業員に対して、事務所で毎日目に入ってくる金看板はその誇りの象徴としての意味を持ちます。

建設業者に限らず

  • 事業にはなぜ見栄えのする事務所が必要なのか
  • なぜ個人事業よりも株式会社の方が信頼されるのか
  • なぜ企業に社歌や社旗やロゴマークが存在するのか
  • なぜかつてコーポレーテッドアイデンテティ(CI)がもてはやされたのか

経営者はまずこれらを考えなければなりません。

建設業許可票の掲示は、これらと同じような意味を持ち、長い間には事業の結果に違いを生むというのが当事務所の考えです。

ご検討ください。

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