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こんにちは、茨城で建設業許可の取得をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。

建設業許可を申請しようとした場合、建設業者の方が最初に考えるのは、つきあいのある税理士事務所ではないかと思います。

実際税理士資格を持っている場合、登録するだけで行政書士資格を得られるため、行政書士の看板を上げている税理士事務所も多くあります。

また不動産会社であったなら、行政書士業務を兼業でやられている司法書士や土地家屋調査士の事務所に依頼することもあると思います。

それ自体は別に問題はないですし「自分に頼んでくれ」などというつもりもまったくありません。

実際建設業許可を何年にもわたって多く手がけられているベテランの事務所も多くあるはずです。

しかしそうではなく、行政書士資格があるというだけで、まったく建設業許可を手がけた経験のない事務所はその何倍もあるはずです。

もちろん建設業許可と言ってもその難易度はピンキリで、書類も許可要件も全てそろった一番簡単なパターンであれば、まったく経験のない事務所であっても、許可の手びきを読んだり、ネットで情報を漁ったり、土木事務所で話を聞いたりすれば、申請書の作成は可能です。

しかし、そうでない平均的難易度以上のケースではまず許可交付に失敗するか、許可が下りたとしても相当の時間が掛かります。

なぜこんなことを書いているかと言うと、ここのところ

「付き合いのある事務所に依頼したら一月も放っておかれた」
「地元の事務所に依頼したら、こちらの質問にまともな答が返ってこないので、そのうち許可を取ることじたい嫌になった」

というような声を続けて聞いているからです。

さらに以前には

「依頼した事務所の指導が間違っていて、必要もないのに何年も無駄にした」

というお客様もいました。

建設業許可も日々勉強であり、自分も思い込みや古い情報を元にお客様に説明してしまい、ご迷惑を掛けることがあります。

(ちなみに自分の何倍も建設業許可を手がけている先生も同様のことを告白されていました)

許可が取れるかどうかは、事業にとって重要な問題でしょう。

真剣に許可取得を考えるのなら、まず信頼できる事務所を探すことから始めることを強くお勧めします。