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現在、茨城県南の雪はだんだんと小ぶりになってきて、そろそろやみそうです。

本日は北方面のお客様にお伺いする予定でしたが、念のためどちらも延期していただきました。

建設業許可をご依頼のお客様からは他にも雑多なご相談をお受けしているのですが、その中に資格試験についての相談もあります。

一般建設業許可を取得したばかりなのに、もう次を考えていて

「特定建設業許可を取るために、社員全員で一級土木施工管理技士の試験を受けます」

などと言われるとつい応援したくなってしまいます。

プロフィールなどに書いていますが、自分の場合建設業関連の資格として

一級土木施工管理技士
二級管工事施工管理技士

のふたつを取得しています。

このうち後者については講習で取得したので(昔は2級までなら講習で取得できる制度がありました)あまりわかったようなことは言えませんが、前者の土木施工管理技士については、実際の試験で合格しているので、そのときの経験を書きます。

ただし、自分が受験して合格したのはもうはるか昔なので、あくまで当時の経験に基づいたアドバイスです。

現在は学科試験の合格率も実地試験の合格率も自分が受験したときとはだいぶ違っているようです。

自分が受験したときにはうろ覚えですが、学科試験の合格率が前年まで20%だったところ40%、実地試験の合格率は60%くらいだと記憶しています。

まず最初に書くと自分が一級土木試験の学科試験のために勉強した期間はおよそ一月半です。

これは当時の他の受験生に比べて短期間で終わったほうだと思います。

その経験から言えるのは、どんな資格試験も同じだと思いますが、一番楽なのは

「短期間に集中して一気に自分の知識を高めて受験して合格」

することです。

たとえば「受験の準備に○年かけてじっくり勉強」というと、さぞや充実した知識を得られると思いがちですが、その場合知識の忘却との闘いになります。

さらにその期間のあいだ、ずっとモチベーションを維持していなければなりません。

これはかなり困難な作業です。

自分も短期間だから可能だったと思います。

自分の場合、7月最初の試験に対してGW明けから本格的に勉強を始めて、ほとんど仕事、食事、風呂、就寝以外は常に受験テキストを眺めている状態でした。

当然休日は朝から晩まで勉強です。

空き時間にテキストを持っていない場合、なるべく試験のことを考えて集中力を切らさないようにしました。

途中1週間ほどの旅行があったのですが、飛行機の中でもテキストを広げていました(さすがに現地に到着してからは、受験を忘れて観光しました)

これだけ試験まで時間がないとテキストを頭から読んでいたのでは、とても間に合わないとわかっていたので、過去問を中心に進めました。

問題を読んで、分厚いテキストを急いでめくって、その問題の解答に必要な知識が載っている部分を探して、その周辺を含めて読むという作業を繰り返すのです。

それを一冊の過去問集について実行して、最後の問題まで終わるのに最初はおそらく3週間ほどかかったと思います。

そしてまた問題集の最初に戻って問題集とテキストの2回目往復。

ちなみに何回読んでも意味が理解できない問題、理解するのに基礎知識が足りない問題は最初から捨てました。

さすがに2回目はスピードアップして、たぶん10日ほどで終わったと思います。

当時は誰に教わったのでもなく直感でこの方法をとったのですが、あとでこの作業を「問題集を回す」という方法であると知りました。

そうやって最初は意味すらわからなかった問題を、試験当日までに4回ほど回しました。

ただし、そうやって夢中でテキストを回していても、とても合格できるとは思っていませんでした。

それが「運が良ければ合格」と思えるようになったのは試験の1週間前あたりです。

自分の場合、実際に合格レベルまで達したのは最後の3日間だと考えています。

これから言えるのは「最後まであきらめなければなんとかなる」ということです。

学科試験合格後は実地試験もあるのですが、これについてはおそらく現在の状況と相当違っていて、参考になるようなことは言えないのでやめておきます。