⌚この記事を読むのに必要な時間は 約3分 です。



こんにちは、茨城で建設業許可の取得をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。

当事務所では建設業許可の申請も請け負っています。

当ブログでは創業や事業経営、資金調達などの話題を中心にしているので、建設業許可についての話題はSEO的にマイナスかも知れませんが

「もっと建設業許可について書いて欲しい」

という声をいただいたので、今後はぼちぼち書いていこうかと思います。

建設業許可のお問い合わせを頂いたときはまず電話でお話を伺って、許可取得の見込みがありそうだと判断できたらこちらからお客様の事務所に伺います。

なぜこちらからわざわざ出向くかと言うと、許可取得のためには細かい書類の裏付けが必要であり、その場その場で必要な書類を判断して見せていただくためです。
(何年分もの契約書や経理帳簿をこちらに持って来て頂くのは困難でしょう)

そして各建設業者の方の一番の違いを感じるのはこのときです。

「この書類がありますか?」

とお聞きすると、事業を開始してから今までの全ての帳簿や契約書などが年度別にきちんと分類された、ほれぼれするようなファイルが出てきたりします。

そしてそういう事業主の方の場合、許可取得にいたる可能性が高いのです。

逆に
「書類は捨ててしまった」
「どこかにしまったがどこにあるのかわからない」
はては
「契約書をもらったことがない」

こういうケースでは要件を満たす証明ができず、許可取得を断念するケースが多いです。

「許可を取得できるかどうか」

はその建設業者の命運を分ける問題でしょう。それが

「書類をきちんともらって、きちんと分類して保管してあるかどうか」

に左右されることも多いのです。

これを一例として自分の印象として、その組織が発展するかどうかは、

事務がしっかりしているか

が大きいと感じています。

建設会社を例に取れば、当然事業の継続のためには営業が受注しなければなりませんし、その会社が評価されるためには工事部門がきちんと施工しなければなりません。

しかし、多くの中小建設会社の場合、そこまでしか経営者の意識がいかないことが多く、特にトップが営業畑や技術畑出身の場合など事務方は軽視されることがあります。

しかし実は発展していく組織とそうでない組織の違いはここにあるのというのが、長年会社組織に在籍していた自分の実感です。