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こんにちは、茨城で建設業許可の取得をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。

資金調達や建設業許可の支援をしていて、お客様と打ち合わせをする機会も多いわけですが、いつも感じるのは

聞く能力(聞き出す能力)

の必要性です。

お客様はその業界や手続きについての知識がないから、こちらに依頼されているわけで、言い換えれば

「何をしゃべっていいのかもわからない」

方がほとんどです。

それぞれ抱えている問題や背景にある事情を整理しながら、いろいろ推測していくわけですが「適切な質問」を「適切なタイミング」でしていかないと、時間ばかりかかって得るものが少ないという結果になります。

とは言ってもある程度の時間をかけることも必要だと感じています。

自分で事前に勉強されている方の場合には、あらかじめこちらの質問の答えが用意されていたりするので、スピードアップもできるのですが、それでもやはり最後の最後でこちらが予想もしなかった願望や情報が明らかになったりして、一気に話がひっくりかえったり、逆に一気に解決したことは何回もあります。

特に初めてのお客様の場合には、緊張もされていることが多いので、なおさらです。

先日、建設業許可の業種追加のご依頼をいただいたのですが、話をうかがっていると

「この許可は新規取得のときに申請すれば最初から通ったのじゃないか」

と思われるものでした。

当時請け負った行政書士の先生が何を考えて、どんなやりとりがあったのかわかりませんが、すくなくともこの許可が当時からお客様に必要であり、当時からその取得できる要件はそろっていたのは確かです。

お客様にお聞きしたところ、そんな話はその先生からはでなかったということ。

想像でしかありませんが、お客様とのコミュニケーションが円滑にいっていれば、結果も違っていたのかもしれません。

(ちなみに、今回こちらに依頼をいただいたのは「許可についていろいろ聞いていたらその先生が怒り出したので」ということでした(笑))